これらの怪文書は、匿名の方より私宛に提供された情報です。私はこの情報に関して一切の加筆は行っていません。よって、庵野監督や特定個人の話し、又、一部抽象的と判断できる表現も出てきていますが、今回はあえて原文のまま公開します。もし、この文章を読んで気を悪くされた方がいましたらお詫びを申し上げます。しかしインターネット上でこのような情報が公開されていると言う事実にも目を向けてくれると嬉しいです。 自称「業界崩れ」による、文字だけで40KB近くもある怪文書。ネット上で流布された時期からして、2月9〜11日の間に書かれたものと思われる。一部に情報の誤りも見られるが(「ナディア」で庵野が「設定」とは?また劇場版の監督は庵野ではない)、庵野&岡田への憎悪丸出しの点も含め、真偽は別としてなかなか興味深い。 そして、こんな怪文書すら一読の後には忘れ去って、また日常のエヴァへの熱狂に回帰していくところにオタクの恐ろしさはある。そう、怪文書もまた我々オタクにとっては、 貪欲な消費行動の対象にすぎないのだ。 ======================================== 〜前書き〜 「エヴァンゲリオン」という名のカルトなアニメ。精神破綻者率いる集団が、自閉症少年を使って意味不明の生物達と泥沼の戦いを繰り広げたり、精神薄弱な包帯少女や自意識過剰なトラウマ少女との心の触れ合いを通じながら、自らも遂に最終回で解脱してしまった禁断のアニメである。ある者は激怒し、ある者は落胆し、ある者はヒステリックな論争の末に友人を失い、ある者は自らも解脱し、放映終了から一年近くたった今でも話題の絶えないアンダーグラウンドでの社会現象である。 そんなワケでエヴァ特集です。庵野監督は我々の手の届かないステージへ昇られてしまいました。今日に至るもまともな発言らしい発言をしておらず、安全な場所で自分を傷つけない人間達と意味不明な談話をしてるだけです。既に劇場版エヴァはカウントダウンに入ってると言うのに、今だに制作サイドからは話らしい話が聞こえて来ません。関係筋の人間達は互いに牽制しあっており、自分から何かコメントするのを恐がっている有り様です。 執筆者 ヒイロ・ゆい
エヴァンゲリオン放映関連の話 今でこそ社会現象にまでなっている大ブームだが、庵野やガイナックスが最初に「エヴァンゲリオン」を業界に売り込みにまわった時には、実はどの会社も相手にしてなかった事実を知る人も今では少ないだろうな(笑)。TV放映が始まる一年近くも前の頃だ。 〜エヴァ破綻の真相 放映開始〜中盤までの裏事情〜 しかしニュータイプ誌のインタビューは笑わせて頂いた。芸大の中退程度の頭の人間が構造主義も語れずに記号論をふりかざすのも馬鹿っぽくて面白いけどな(笑)。おそらくセラムンの幾原(幾原邦彦、庵野とは仲良し)が劇場版のLDで知ったかぶり一人よがりの講義をやってたのをカッコイイと思って真似したんだろうけど。 前述した通り、「エヴァンゲリオン」の引き取り手が無く困っていたガイナックスを拾ったのは角川書店であった。そして「エヴァンゲリオン」が放映開始され、期待に違わぬ出来にアニメファン達が圧倒され、アニメ雑誌やその周辺でも凄まじい反響を呼んだ。勿論、6〜7話まではまだ作り溜めしておいたクオリティの高いものではあったが。その前後、エヴァは「売れる」と見るや、以前は相手にもしなかった筈のバンダイが掌を返したようにすり寄って来た。まったく最低な会社だよな(笑)。この時、おもちゃやプラモデルなどに関しての版権はスポンサーの一社であるセガが握っていたのだが、結果的にはバンダイと共同のような形になり、プラモデルやLMHGなどは事実上バンダイが出していた。勿論、これは最近話題になったセガとバンダイ合併(実際はセガが吸収)の布石のようなものだ。版権はセガのシールを貼っておきながら、バンダイから出ているガレージキットやプラモデルに疑問を抱いていた人々は結構多かったが、こういう事だったのだ(笑)。そして、プラモデルもグッズ関連も売れに売れた。 しかし、これだけ周囲を騒がせてしまったガイナックスのエヴァンゲリオン、どうにもテンションを途中から下げて続ける事が出来ない。庵野やガイナックスの面々も複雑な心境だったであろう。だが週一ペースでTV放映が始まると最早ウダウダ言っていられない。放映前の録り溜めはあっても、細かい調整をしていてはアッという間に追い付かれてしまう。結果、うまくごまかしつつクオリティや予算を下げて行く、という断行が出来ないまま、ズルズルと続いて行ってしまったのだ。これはガイナックスの良さであり、弱さでもあったかもしれない。くり返し予告で語られる葛城ミサトの「この次も、サービスサービス!」という科白に今だに目頭を熱くする関係者はガイナックスには多いのだ(笑)。 〜エヴァ破綻の真相 中盤〜後半までの裏事情〜 予算も時間も差し迫っていながら残り10話もある。しかもテレビ東京は有名な話だが、週一のアニメを特番などで潰す事をあまり良しとしない会社である。止むを得ずその時間帯が潰れてしまう場合、必ず少し前の時間とか、その日の早朝から意地でも放送するのだ。何しろお正月でもやっていたからな(笑)。これは強く言えば何とかなったのかもしれないが、庵野は一、ニ週延びても変わらんと、既に腹をくくっていたようだ(笑)。 予算の話がメインだが、倫理的な問題でも放映前から「ラストをどうするか」と、その他の細かい点について、ガイナックスはTV東京とずっともめていた。くだらない所では、干してある洗濯物の中に女性の下着があるのはいけないとか、大きい所では18話の「命の選択を」のラストの残虐なシーンについて、などである。今だからネタばらしになってしまうが、放映が始まる以前に既に「アスカが狂い死に(TVでは生きてはいる)」「シンジ溶けるが復活」「レイも死亡」は決まっていて、これについてテレビ東京のプロデューサーや関係者達と何度もモメていたのは事実。さらにラストは「メインキャラがバタバタ死んで行く最後の戦い碇シンジvs.碇ゲンドウ」という予定だった筈だ。もう何も証拠は残ってないだろうけどな(笑)。まぁラジオ番組で林原めぐみ(綾波レイの声優)が「私、シンジ君と戦う事になるかもしれない」みたいな事は言っていたそうだが。私が聞いていた話ではさらに「ミサトvs.リツコで双方とも死亡、ミサトの死により碇シンジが覚醒する(?)」みたいな話であった。意外にもクライマックスで鍵となるキャラクターはレイではなくミサトのようであった。まぁ今更何を言っても仕方が無いか(笑)。 さて話をTV放映に戻そう。これも20話を放映した時点でPTAから苦情が殺到し、TV東京の上層部までをも怒らせる事態になってしまった為、強気な手段をとる事が一切出来なくなってしまったのだ。まぁ今時、子供向けのTVアニメや漫画などにいちいち苦情を寄せて来る奴等と言えば幸福の科学の「悪書追放運動」の売名行為と相場は決まっているのだが・・・・。TV東京の上層部からはこの時点で「今後一度でもPTAから苦情の殺到したアニメは、理由の如何を問わず打ち切り」という厳しい通達が出され、当時同じチャンネルで放送していた「爆裂ハンター」と「ふしぎ遊戯」も、何もしていないのに厳重注意のとばっちりを受ける(笑)。だから20話以降の話は内容的にも色々と不自然な変更が多かったのだ。 そんな訳だからエヴァのラストというのは、予算的、時間的、内容的に身動きの取れない状態で作られたという事になる。そんな中で作られたラスト2話と考えれば庵野監督あんた凄いよ、と見れなくも・・・・見れないな、やっぱし(笑)。こういう事態になってしまったのは自業自得だもんね(笑)。
庵野秀明関連の話 ニュータイプ誌では「部屋に閉じこもりがちなアニメオタクに対するメッセージとして云々」みたいな、偉そうな事を言っていたので彼の今迄を振り返った後、現時点での彼のコメントや思想ついて勝手な評価をしてみたいと思う(笑)。 学業には目もくれずオタク活動一本な生活の為に、大阪芸大を放校処分になる所から庵野秀明のオタク人生業界編は始まる。この時一緒に放校処分になった仲間には現在ガイナックスの重臣を務める人間も何人か居た。大阪SF大会にて岡田斗司夫と出会い(この辺の詳しい話は後述)、その後は岡田におんぶに抱っこな生活でゼネラルプロダクツについたり離れたり、マクロス後期の原画マンなどをしていた。その後、彼のテンションの高い作画が買われたのか、いきなり宮崎駿の劇場版アニメ「風の谷のナウシカ」の仕事がまわって来る。巨神兵が火を吹くシーンである。インタビューによればこの時に彼は、宮崎駿及びスタジオジブリやアニメ業界の現状について色々と思う所があったらしいが、それらは全て後付けだ(笑)。ただ言える事は「ナウシカ」以降は彼は宮崎駿には相手にしてもらえず、以後ガイナックスに就職するまでは不遇のままである。要するに本人曰「成果の割には不当な扱いを受けた」事を根に持っているのである(笑)。 〜vol.2 初恋の人の正体とは?〜 ここで一つ面白い話がある。何かのアニメ雑誌で庵野が「葛城ミサトは一部僕の初恋の人がモデル」みたいな事を言っていたが、誰の事だか知ってるかい?「ふしぎの海のナディア」でジャンの声優をやっていた日高のりこの事なんだ(笑)。庵野はTV版「ナディア」の打ち上げの時、日高のりこに告白したのだ。これは業界では有名な話。本人曰「憧れではなく、真剣に恋愛感情の対象として見ていました!」だそうだ(爆笑)。何しろ結婚も本気で考えていたそうだからな。 日高のりこや三石琴乃の名誉の為に言うワケでもありませんが、彼女達はあの葛城ミサトのような人物とは似ても似つかない人達なので念のため(笑)。ミサトとシンジのドラマは全て、庵野の「初恋の人との想い出」ではなく、彼の「楽しかった妄想の中での彼女達との生活」である。所詮アニメオタクの考える妄想なんてあの程度のものなのか、ちょっと女性がダメ人間を構ってくれ過ぎ(笑)。現実はそんなに甘くなかったでしょう庵野さん?(爆笑) 〜vol.3 アニメファンに対する不満、その裏に隠された本意は〜 さて彼の人間性についてなんだが(笑)、エヴァ放映終了と同時に庵野が急に騒ぎ出したのが、例の「アニメファンは云々」という因縁にも似た言い訳なのだ。彼はアニメファンというものを嫌っている(閉鎖的な彼らに忠告してやっている?)そうだが、それでは御本人はどうなのであろうか。 エヴァ関連だけで流れを見るとこうだ。かねてから一部のマニアには評価の高かった「ガイナックス」という名前に恥じぬよう、気合を入れて「エヴァンゲリオン」を作り始めた。それが放映されてみると凄まじい反響があり、自分達の方向性が間違ってなかった事は確信したのだが、従来のサービス精神からかTVシリーズに不相応なクオリティがこのまま続く事を止める事が出来ず、最終的には予算でも内容でも時間でも追い詰められ、あのような出来になる事が避けられなかった。思わせぶりな謎に謎をつなげて、ラストまでひたすら視聴者の興味を引こうとし続けてきた辺りも彼一流のサービスに違いない(笑)。 〜vol.4 所詮はプロ意識の無いオタクちゃんの泣き言か?〜 しかしなぁ庵野さん、これって世間一般には「逆恨み」って言うんじゃないのか?(爆笑) 自分が一生懸命頑張った結果期待に応えられず、無残なラストになったからって、どうして期待してたアニメファンの所為になるんだ?(苦笑)こんな発言が許されるのはアニメ業界位のものだろうな。 雑誌で庵野にインタビューする人間なんて、竹熊健太郎みたいに売名行為の為にやってる奴等が殆どだから、一生懸命庵野の話を聞いてやって、出て来た上っ面の記号論だの人生観みたいのについて話し合うだけの、議論の為に議論してるクソ野郎ばかり。オウムが騒ぎ出した頃に「SPA!」で上祐にインタビューしてた宅八郎とやってる事は同じじゃん(苦笑)。これじゃいつまで経っても読者の望む真相なんか見えて来やしない。あ、出版社の方は望んでないのか(笑)。 〜vol.5 結論・お子様は社会に出ちゃいけません(笑)〜 結局、庵野秀明という人間は、アニメーターで特殊効果やらせてりゃ非常に才能のある人間だったのだろうが、なまじガイナックスの上層部に昇りつめてアニメの監督をやるようにまでなったのが彼にとって悲劇だったのだろう。インタビューによれば「色々と精神的なものとか内面的な世界にも興味を持つようになりました」みたいな事を言っていたが、まさに彼のそういう悪い部分、アブナイ部分が今回彼が監督になってしまった事で一気に噴出してしまったのだろう(笑)。 今、彼の頭にはアニメファンに対する歪んだ怨念と、いかに彼らを挑発してまわってやろうか、という考えだけで一杯である。今度の劇場版も改心してマトモなものを作ってもらえるかどうかは甚だ疑わしい、と言わざるをえない(笑)。
三鷹市ポスター騒動についての話 その日、三鷹市で一体何が起こったのか?(爆笑) 「君は整理券持ってる?」 この紙袋こそ、悪名高い「三鷹市水道局の綾波レイ下敷き」の入っている紙袋であった。ひとしずくの自然を大切に、という言葉と、川辺に立って振り向いている浴衣姿の綾波レイの絵の書かれた下敷きである。この中には他にも石鹸や入浴剤、いかにも同人臭い絵柄の、節水を呼び掛けたチラシなどが入っていた。 さて、地元住民を震え上がらせたオタク集団、それだけでは返らない人間達が出てきた。夕方になっても一向に何人かのオタク共は帰ろうとしない。そう、彼らは今回配られた下敷きと同じ絵柄の、今度はポスターを狙っていたのだ。これはネットに流された情報では6/4に配る予定だったのだ。その為、彼らは徹夜の準備もバッチリして来た(笑)。だが、これは結局、三鷹市側の配慮で、前日に整理券を彼らに配り、退散させた。三鷹市民が肝を冷やした一日であった。だが、騒ぎはこれでおさまらなかった。 これが、三鷹市市役所の綾波レイ下敷き(ポスター)をめぐる、一連の騒ぎのあらましである。実はこの前にも一種類の下敷きとポスターが配られていた(制服姿の綾波?)のだが、この時にはあまり騒ぎにならなかったようだ。多分、情報があまり出まわらなかったのであろう。 〜vol.2 謎の自治体、三鷹市とは〜 今回のエヴァンゲリオン綾波レイ下敷き&ポスター騒動で有名になった東京都三鷹市という自治体は、既に何年も前からその筋では有名な、怪しい団体であった。エヴァ関係だけでなく、結城信輝(「天空のエスカフローネ」のキャラデザ)のナコルルポスターやうたたねひろゆき(毎回コミケでゴミみたいな本を¥1000〜¥2000で1万部以上売っている、現在の腐った同人界の諸悪の根源的人物の一人)のポスターなど、少し前では「不思議の海のナディア」や「サイレントメビウス」のポスターなども出していた。 いつも何か怪しげな物を配る度に「一体三鷹市とはどういう市なんだ?」「多分、上層部にオタッキーな奴が居るんだろう」と大勢の人間が考えていたが、まさにその通りです(笑)。三鷹市の、特に水道部(ナコルルポスターや綾波レイの下敷きなどはここが出している)と年金課(確かナディアのポスターやアスカのポスターはこちらが出していた)に根が深い(笑)。あとは公園課?みたいなのもあったな。 〜vol.3 迷惑集団の温床、FLIP-NET〜 この下敷き&ポスター騒動が終わると、あちこちのネットに三鷹市からの苦情文が転載されていた。「今回一部の心無い方々の行動により多大な迷惑を被ったので、今後三鷹市はアニメ関係のポスターの制作を見合わせる可能性が大きく、また仮に制作しても一般の方々への配布は一切行わない」と。この転載された文章の元の文を書いたのはFLIP−NET(0422-32-0515)のMKBR0009中村昌樹という さて、以上の事から解るように、彼らこそが自らオタク共を煽るような真似を確信犯でやっておきながら、今回のように実際に騒ぎがヤバイ程に大きくなってしまうと、とたんに被害者面をして開き直るという、一般の三鷹市市民にとってもオタク共にとっても迷惑な存在なのである。考えてもみたまえ、本当にこうなる事が予想出来なかったか? 特にエヴァなんて数年ぶりのマニア向けのヒット作なのに、それのポスターを出すなんて事を大手のネットに流しておいて何事も起こらないなんて本気で考えていたのか? 自分達こそこんな真似をしておきながら、ポスターや下敷きを貰いに関東近辺から大挙してやって来るオタク共がポスター欲しさの余り非常識な行動をとらないだろうなんて考えは正気の沙汰か? 否、否、否、である。 〜vol.4 根本的な疑問〜 当然の事だが、これらのポスターや下敷きなどは三鷹市の市民が治める税金から出されている。ボランティアじゃないぞ、くれぐれも騙されないように(笑)。私も話を聞いて驚いたのだが、普通に印刷屋で刷る場合とは違い、ポスター一枚に対して何と¥10000〜¥20000位と異常な値段の見積もりを取っているのだ。昨今あちこちで叩かれている公務員の使い込みや空出張とやってる事は同じ。何しろ書類上だけの数字でも一千万以上の金が動いているのだ。たかがこんなアニメの下敷きやポスターをニ、三百枚程度配る為だけに、である。多分イラストレーター及びそれを斡旋してる人物(笑)にも百万近くの金が入っているだろう。その周囲の人間達もかなりいい思いをしてるようだ。版権元のセガやガイナックスにも当然金は入っているだろう。 そうそう、彼らは今後三鷹市では大きな行動がとれない為、もしかしたら他の市でやるかもしれないと言っていた。予定ではあきるの市が有力だそうだ。同市民の方達にはご同情申し上げます(笑)。まだハッキリ決まったわけじゃ無さそうだけどな。
岡田斗司夫という男の話 ここ最近、「オタク学会云々」とかワケの解らない本を太田出版などのアングラ系出版社から出している、いかにもそれ系の気持ち悪い外見をした自称オタク文化人である。どういう経緯か解らないが、東大教養学部で教授をする身分にまでなった。彼の講義では「そこのお前!ガンダム書いてみろ!」などと叫んでいる姿を見掛ける事が出来る。いいオッサンが東大生相手にコレかい? 馬鹿丸出しだね(笑)。雇う方も雇う方だがな。 元々は大阪SFコンベンション(略してDAICON)というイベントの主催者。そしてこのSF大会において、マニアの間でも今だに有名な「DAICONIII」「DAICONIV」というアニメのオープニングフィルムが作られた。大根型の宇宙船とヤマドもどきの演出、吾妻ひでお調のランドセル少女に巨乳のバニーガール娘の飛び回っているアニメはどう見ても「SF大会」とは思えない甚だオタッキーなものだったのだが、とてもアマチュアの作ったものには見えない凄まじい出来に、この世界では話題騒然となる。もう十年以上前の話である。 〜vol.2 会社設立、裏切り、そして今〜 そして岡田は後に会社を設立する。ゼネラルプロダクツとガイナックスである。どちらも多角的なオタク系企業の走りである。ゼネラルプロダクツは主に自社で作ったDAICONアニメ関係の女の子のガレージキットなどを売っていたが、数年で倒産する。そしてガイナックスはパソコンゲーム、アニメ、フィギュアという業種に分かれて経営する事になるが、ゼネプロの件もあってフィギュア方面にはあまり力が注がれなくなった。この時庵野はアニメ分野に、無名だった赤井孝美(「プリンセスメーカー」シリーズが有名)がパソコンゲーム分野に入社している。他にも前述の山賀やコミックス版エヴァを連載している貞本義之などのメンバーもガイナックスに入社している。 だが、何年かすると社長である岡田と彼らとの間には「オネアミスの翼」の不調や金銭問題、方向性の違いなどで徐々に亀裂が広がりつつあった。まだ'90年代には入っていない頃であるが。岡田は根本的にはSF分野の人物であるが、庵野や山賀などは結局はアニメなどオタク系分野に進みたかったというのが大きな違いである。そして彼らは岡田斗司夫をガイナックスから追放する事を計画するのだ。首謀者は勿論、「オネアミスの翼」や「ふしぎの海のナディア」でバリバリだった庵野と山賀。 自分の会社を追い出されたのに、何故その会社のアニメの評論や擁護をするのか?と思う人も多いかもしれないが、彼の文章を良く読めば解るが、かなり遠回しに批判、というか馬鹿にしている(笑)。また、狂信者さえ多いエヴァ関連について、今の業界人の中でバリバリ文章が書けるのは(ガイナックスがある意味負い目を負っている)彼位しか居ないという現状もあるのだ。無論、捨てられた会社に助けてもらって今の地位があるんじゃ、あんまし偉そうな振る舞いも出来ないと思うのですがいかがでしょうか、岡田さん?(爆笑)
〜新春公開の映画について〜 これも随分前から裏ではリークされまくってた話。TV版の総集編+ラストのもの(今春放映されるのはこっち)と、オリジナルの劇場版。 この映画についても、また例によってオタク共が一生懸命予想とかをやってるみたいだが、少なくとも今回の総集編+ラスト版の映画も全く期待出来ない事は間違い無い。クイック・ジャパン誌の中でも庵野が「まだどういう物を作るか何も決まっていない」などとふざけた事を言っていたが(あのインタビューも夏頃だったと思うが)本当に今に至るも何も決まっていない(笑)。最後に私が確認した時は既に正月に入っていたが、この時点ですら彼は「まだシナリオもほとんど手付かずだ」と言っていたのだから救いようが無いよな(笑)。ファンの人々は驚くかもしれないが、これは本当の話だ。嘘だと思うなら業界筋に詳しい人やガイナックス関係者に聞いて見るといい。絶対に明るい返事は返って来ないハズだ(笑)。 そういえば貞本義行がこの間のワンフェス(97/1/26)に来て、知り合いのスペースに一日中ふんぞり返っていたが、映画の制作状況とかは絶対に教えてくれなかった。まぁ彼は漫画の方がメインで映画には殆ど携わってはいないのかもしれないが。もしかすると今度の劇場版も、「作画の少しだけ良くなった自己啓発セミナー」で終わるかもしれない(爆笑)。うまくいってもナディア劇場版程度のレベルがせいぜいだと思う。
〜グチを少々〜 グチと言っても私は別にどうでもいい事なんだけど(笑)。もし本当にエヴァのラストや、それに伴う庵野の発言に頭に来て、もうエヴァを見放したのなら、もう今後、エヴァ関係のLDも、コミックスも、プレミアつき前売券も、その他アニメグッズなども一切買わない事をおすすめします。再放送のTVも劇場版も見ない。 でも・・・・きっとこれを読んでる人達は出来ない事だろうな。別に蔑んでるワケじゃないんだけど(少しは馬鹿にしてるけど(笑))。幾らTV版のラストや庵野があんな事言ってても、相変わらず限定版テレカ付き前売券が出れば、映画館に徹夜で並ぶし、LDではラストを作り直すと言えば、それについてあーでもないこーでもないと議論をする。少年エースも他のクズみたいな漫画を読まなくてもエヴァの為には金を払って買う。でもなぁ、本当はこれじゃいけないんだ。クソみたいな作品だと思ったらそれなりの対応をしてやるべきなんだ。思ってなければ構わないけど。 現在のアニメ界で昔と何が違うと言えば、「アニメ関係みたいな分野に金を出す人間がものすごく増えた。昔は子供の為に親が買ってやっていただけだったが、今では一億総オタク化とも言える状態の為、自分で払える大人がいくらでも金を出す」と言う事に尽きるであろう。要するに、どれだけ作品そのものがクソであろうが、マニア向けにヒットする可愛い女の子キャラが一人居るだけで万事オッケーなのだ(苦笑)。とにかく大ヒットでなくていい、ある程度のアベレージで中ヒットし続ければいい、その為には内容などどうでもいい、というワケだ。その為昔と比べると内容よりも作画、現在では絵の可愛さだけに非常に重点が置かれるようになった。「カムイの剣」や「キャプテン」のような絵柄のアニメは、今後日本に現れる事はもう二度と無いかもしれない。 今回はそれでもいいかもしれない。しかし馬鹿みたいな事をやってるアニメに対して視聴者の側がハッキリと見限ってやらない限り、今後も第二第三の庵野秀明(嫌すぎ(爆笑))が現れる事は想像に難くないのだ。
〜最後に〜 こんな長い文章を最後まで読んで下さって本当に有り難うございました。え、俺はアニメオタクじゃないから全然面白くない? エヴァンゲリオンは知っていたが、途中の文章は完全に読み飛ばしてたって? 結構結構(笑)。関係無い人には大して面白い話じゃないかもしれないですしね。大勢に見せるようなネタじゃない部分もかなり多いし(苦笑)。 今回の告発文だけでも、現在のアニメ界の状況は単に一アニメと一企業のような関係だけでなく、その周辺にも無数の有象無象共が自分達の利益や思惑を孕みながら小競合いを続けている様もポツポツと見受けられたと思います。昔と比べると状況も複雑になって来たものですね。 もし次回、このような告発文を書く機会がありましたら、その時は同人界について色々とバラしてやろうと思っています。高河ゆんとか、うたたねひろゆきとかね。こちらの方が私の得意分野というか、本業みたいなモンなんで(笑)。コミケの米沢氏も実は色々ときわどいネタのある人なんだけど(笑)。いつまでもサークル参加費値上げに対して寛容な態度とってちゃダメだよ。あれの内情は高速料金と殆ど同じようなモンなんだから、何とかしないと留まる所を知らずに上がり続けるよ(笑)。 好評ならばエヴァ関係のその後について書いてもいいね。 ガイナにありがとう それでは。生きていたら、また何処かで会いましょう!! 完全版制作1997年2戟@ヒイロ・ゆい 拝 センターネット NCN0101 ヒイロ・ゆい
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